スバル360修復プロジェクトその10

潤滑関係 プランジャ式オイルポンプ 2サイクルエンジンですので、エンジン潤滑オイルを供給しなければなりません。初期型は、燃料に混合して潤滑していたそうですが、この車はオイルタンクとオイルポンプが備えられています。   s-RIMG3240写真は取り外したオイルポンプです。このポンプが正常に作動しないと、エンジンが潤滑不良で焼き付くことになります。点検をすると簡単に回るはずのドライブギヤが回りません。無理に回すと、プランジャが損傷し使用できなくなってしまう可能性が有ります。           s-RIMG3248そこで、オーバーホールを実施。写真は分解した状態です。 たくさんの部品で構成されています。欠品は無く、プランジャは若干の修正で使用することができました。 純正部品では有りませんが、オーバーホールキットが販売されていましたので交換しました。           s-RIMG3257完成したポンプです。 右下の部品が交換した部品です。             説明:プランジャポンプは、エンジンの駆動でプランジャを回転(往復)させると、往復運動し送油しますので、エンジン回転数に比例した送油が行われます。更に負荷に合わせて送油量を変化させます。方法は一般にアクセルの開閉に合わせプランジャストロークを変化させる仕組みです。(古いキャブレータ式のロータリーエンジンもこの方式のポンプを使用していました。)     担当 廣瀬

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