タイヤ空気充てん講習
特別講習・イベント
2016/08/24
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
前回に引き続き、3年生を中心にタイヤ空気充てん講習を受講しました。
「タイヤの空気を入れるのに、講習が必要なの?」と思われるかも知れませんが、タイヤ組み換え時には大きな危険が潜んでいます。
メカニックが自動車のタイヤを交換する作業は、一般的にタイヤ・チェンジャーという専用の機械を用いて行います。
自動車のタイヤは、ホイールにがっちりとはまっています。ということは、組み換え交換時にはがっちりとはめ込まなければなりません。タイヤ交換作業の最後には、ホイールとタイヤを密着させるために圧縮空気を送り込みます。
そのとき、タイヤがバースト(破裂)し作業者が大きな怪我をすることがあり、しっかりとした知識と安全な作業方法で交換作業を行わなければなりません。
「タイヤバースト実験」で動画を検索すると、想像以上の映像にビックリするのではないかと思います。
特に、大型タイヤの空気圧は、乗用車の4~5倍程度です。バースト(破裂)の威力は、すさまじいものがあります。また、当然ですが交換作業時だけではなく、走行中もバーストの危険があります。
みなさんも、タイヤを定期的にチェックしましょうね。
メカニックは、タイヤ・チェンジャーを駆使して、さまざまなサイズのタイヤを交換しますが、交換技術だけではなく、タイヤに関する様々な知識がなければ安全に作業することができません。
自動車のメカニックは、自動車に関することなら本当にいろんなことを知っています。
学生も、プロのメカニックにまた一歩近づいたのでした。
佐々木