7月に入り、暑い日、涼しい日、じっとりした日など気候の変化が大きい日々がつづいていますが、
いかがお過ごしでしょうか?
今回、1年生は、タイヤ空気充てん講習を受講しました。 また、資格をゲットします。
「タイヤの空気を入れるのに、講習が必要なの?」と思われるかも知れませんが、
タイヤ組み換え時には大きな危険が潜んでいます。
メカニックが自動車のタイヤを交換する作業は、一般的にタイヤ・チェンジャーという専用の機械を用いて行います。
自動車のタイヤは、ホイールにがっちりとはまっています。
ということは、組み換え交換時には、がっちりとはめ込まなければなりません。
タイヤ交換作業の最後には、ホイールとタイヤを密着させるために圧縮空気を送り込みます。
そのとき、タイヤがバースト(破裂)し作業者が大きな怪我をすることがあり、
しっかりとした知識と安全な作業方法で交換作業を行わなければなりません。
「タイヤバースト実験」で動画を検索すると、想像以上の映像にビックリするのではないかと思います。 特に、大型タイヤの空気圧は、乗用車の4~5倍程度です。
バースト(破裂)の威力は、すさまじいものがあります。
また、当然ですが交換作業時だけではなく、走行中もバーストの危険があります。
みなさんも、タイヤを定期的にチェックしましょうね。
メカニックは、交換技術だけではなく、タイヤに関する様々な知識がなければ安全に作業することができません。
そんな危険も少しの知識があれば回避できます。
そのために、
1、圧縮空気を利用する機械を使用したタイヤの交換作業(乗用車)
2、使用する空気の圧力の点検
3、手作業でのタイヤの交換作業(乗用車)
4、手作業でのタイヤの交換作業(大型車)
5、ジャッキアップ、タイヤローテーション
6、タイヤの点検(定期点検)
7、パンク修理
を指定された教育時間以上にバッチリと経験します。
なので、もうタイヤに対しては、プロフェッショナルです。
1年生担当 寺島