自動車オークション会場・リサイクル工場見学

こんにちは。

今回のCATSブログは、1級自動車研究科3年生の課外授業を紹介します。

というわけで、

1級自動車研究科3年生が実施しました、自動車のオークション会場とリサイクル工場見学について、ご紹介しましょう。

 

まずは、自動車オークショ会場の見学です。

「JU千葉」様にご協力を頂きました。

ここは、自動車屋さん同士が、中古自動車の売り買いをするところで、まさに中古車のセリが行われる市場です。

 

はじめに、自動車オークションの概要について丁寧なご説明していただきました。

さらに、広いモータープールで車両の検査(評価査定)について説明いただきました。

学生たちは、特に「事故車」の見分け方(修復跡の見極め)について、普段の授業以上に?真剣に耳を傾け、検査のポイントを学びました。。

実車で修復がある場合と無い場合の違いを確認することができ、学生一同、大変良い経験が得られました。

   

その後、モータープール内を自由に見学させて頂きました。

新しい車や古いクルマ、国産車だけではなく、輸入車などもあり、自分が購入する訳ではないのに、「あれがいい。」「これがほしい。」「いくらで競り落とされるかな?」などと、オークションに出展される車両を真剣に見てまわりました。

そして、オークションの開始に合わせ、いざ、オークション会場内の見学です。

オークションの落札・流札(売買の成立・不成立)の決定などをしている裏側のコントロール室や、実際のオークションの様子を見学しました。

次々と競り落とされる車両に驚きながら、売り手と買い手の駆け引きなどを肌で感じ、本物のオークションを体験することが出来たと思います。

 

 

そして、自動車リサイクル工場の見学では、「啓愛社」様にご協力を頂きました。

自動車には、使わなくなったとき(使えなくなったとき)に、有害なものや危険なもの、別の自動車で使えるものや原材料としてリサイクルできるもの等を分別して処理することを定めた「自動車リサイクル法」という法律があるんです。

その「自動車リサイクル法」に従い、使用済み自動車の適正処理を行う様子を実際に見学させて頂きました。

自動車からオイル・ガソリン・冷却水などの液体を抜き取り、間違って破裂すると危険なエアバックを処理、地球温暖化に影響するエアコンガス(フロンガス)の回収などが始めに行われます。

また、中古部品としてニーズのある部品を丁寧に取り外し、次の新しい自動車の原材料とする為に銅や鉄などに分別する一連の行程を見学しました。

細かく分別していくと、金やプラチナなどの高価で希少な金属も回収できるそうです。

    

 

様々な特殊な装置がありましたが、なんといってもニブラと呼ばれる重機の動きに声が上がりました。

大型のショベルカーの先端にニブラという大きなペンチのようなものが付いており、SF映画のロボットのごとく、車両からエンジンやサスペンション、配線などの部品を”つまみ”取り、スピーディーに解体・分別する様子は、思わず「おぉ~!」と声が出てしまうほど、豪快かつ繊細で見事な作業でした。

 

資源の再利用が進む中、自動車は、丁寧にリサイクルされ、無駄なく新たなものへ生まれ変わるようリサイクルされていることが実感でき、ここでも、大変貴重な経験ができました。

 

普段興味があっても、なかなか見ることの難しい施設の見学をする事ができ、本当によい経験ができました。

1級自動車研究科担当 倉持

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