3年生 エンジン電子制御実習
一級自動車研究科
2016/06/15
こんにちは、今回は3年生が実施しているエンジン電子制御実習の様子をお伝えします!
前回ブログの3年生 測定実習でもお伝えした通り、今の自動車はほとんどが電子制御化されていて、その仕組みを知らないと故障時の対応が難しくなっています。目指すは即戦力!と言う事で、これらの技術習得に向け頑張って取組んでいます。
まずは教材の紹介です。
1SZ(TOYOTA) CR12(NISSAN)
この教材はベンチエンジンと呼んでいます。車両に取り付けられた状態だと確認が困難なセンサーやアクチュエータでもこれなら楽に学習できます。エンジンだけでなく、右のCR12はオートマチック・トランスミッション(変速機)も勉強できてしまう優れものです。
Vitz(TOYOTA) ACCORD(HONDA)
2車種で授業展開しました。実際のお客様の車はベンチエンジンのような状態ではありません(笑)やはり実車での故障探求の経験を積んでおく事が大切です。
これらの教材で実際の車両の制御方法について、回路図やマニュアルを活用し、測定実習で身につけた測定技術を生かして学んでいきます。
知識をつけたら実践あるのみ!実際に故障した状態に設定された車両について、故障箇所を断定するべく仲間と相談しながら取組んでいきます。
実際に様々な故障の状態を確認し、探求を繰り返していく事で故障を測定結果から見つけ出す ことが出来るようになりました。初めは苦手意識のあった電子制御ですが、今では自分たちのスキルが上がっていくのを肌で感じ、楽しさが分ってきました。休憩時間中も故障探求が継続、会話はもはや一人前のメカニックですね。これからの実習も一生懸命に取り組み、楽しみながら学んでいきます!
1級自動車研究科 村井