今回からエンジン編となります。実は、ブレーキの修理と同時進行で作業は進めていましたが、部品の劣化がひどく、交換部品を把握や発注に時間がかかり、作業が中々進みませんでした。特に部品は、供給がない物が多く、専門店に注文したり、工業用部品専門のネットで流用部品を探したりしていました。 まずは、エンジンを始動するための要となるキャブレータの点検です。 外観は多少汚れが見られるが、欠品などは無く状態はよさそうです。(アクセル、チョークのワイヤーの先端がほつれています。交換が必要になるか??)問題は内部の汚れと、フロートの損傷です。とにかく取り外してオーバーホールを行います。 取り外し時に フューエルホースが硬化しており、折れてしまいました。かなりの年月が経過している事を物語ってます。 取付はボルト2本。茶色のヒートンシュレータが見えます。これもキャブレータならではの部品です。 キャブレータ単体 シングルキャブ、ホリゾンタルドラフト、1バレル、チョークはバルブ式、パワー系、加速系がありません。原始的なキャブレータです。 ジェット、エアーブリード関係を中心に取り外して清掃します。(スロットルバルブは正常に動いていれば外しません。)フロート室がかなり汚れていましたが、その他は汚れも簡単に落とせる程度です。 真ちゅう製フロートが使用されていました。心配していた破損ですが、外観では判断できませんが、振ると中でチャポチャポと音がしています。どこからか中に燃料が入っていました。修理もできますが、代用の新品部品に交換して対応します。 キャブレータのオーバーホールキットがスバル360専門店から販売されていましたので使用する事にしました。 担当 廣瀬
スバル360修復プロジェクトその8
スバル360 修復プロジェクト
2016/04/27