潤滑関係 プランジャ式オイルポンプ 2サイクルエンジンですので、エンジン潤滑オイルを供給しなければなりません。初期型は、燃料に混合して潤滑していたそうですが、この車はオイルタンクとオイルポンプが備えられています。 写真は取り外したオイルポンプです。このポンプが正常に作動しないと、エンジンが潤滑不良で焼き付くことになります。点検をすると簡単に回るはずのドライブギヤが回りません。無理に回すと、プランジャが損傷し使用できなくなってしまう可能性が有ります。 そこで、オーバーホールを実施。写真は分解した状態です。 たくさんの部品で構成されています。欠品は無く、プランジャは若干の修正で使用することができました。 純正部品では有りませんが、オーバーホールキットが販売されていましたので交換しました。 完成したポンプです。 右下の部品が交換した部品です。 説明:プランジャポンプは、エンジンの駆動でプランジャを回転(往復)させると、往復運動し送油しますので、エンジン回転数に比例した送油が行われます。更に負荷に合わせて送油量を変化させます。方法は一般にアクセルの開閉に合わせプランジャストロークを変化させる仕組みです。(古いキャブレータ式のロータリーエンジンもこの方式のポンプを使用していました。) 担当 廣瀬
スバル360修復プロジェクトその10
スバル360 修復プロジェクト
2016/05/19